すぐれものたち

ケイタイの、スヌーズボタン3回目を止め、
寝る前にセットした、温風ヒーターがぬくめてくれた部屋の窓側で、
大きなあくびをしながら、布団からはい出た。

結露のついたガラスをこすって、木々のゆれる東の山並みに目をやりながら、
冷蔵庫から出した、夕べの肉じゃがの残りをレンジに入れた。

炊飯器でふっくらと炊けた、あつあつのご飯を茶碗によそい、
コンロの上で、グツグツいっている鍋から、
少し深めのオタマで一すくい、具沢山の味噌汁をお椀に注いだ。

小さな座卓にパワーの源がならび、今日のスイッチが入る。

六畳一間の狭いアパートの、単身赴任もそう悪くはない。
知らない人が、知らない所で、知恵と努力を結集してくれたすぐれものたちが、
今朝も、わたしの一日のスタートを応援してくれている。

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